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» 2021年10月05日 08時00分 公開

外部プロジェクターの映像をAR表示する眼鏡型デバイス 東工大などが開発Innovative Tech(1/3 ページ)

ARグラスは重くなりがち。その問題を解決する方法の1つが、外部から投影すること。

[山下裕毅,ITmedia]

Innovative Tech:

このコーナーでは、テクノロジーの最新研究を紹介するWebメディア「Seamless」を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。

 東京工業大学と英University College Londonの研究チームが開発した「Beaming Displays」は、離れた場所に設置したプロジェクターから映像を眼鏡型ARディスプレイに投影し、実世界に重ねて表示させるシステムだ。

photo ウェアラブルヘッドセットの外観
photo 別の角度から見たウェアラブルヘッドセットの外観

 通常のARディスプレイは眼鏡のように装着するため、光学部品、センサー、コンピュータ、バッテリーなどを組み込むと同時にコンパクトさも実現しなければならない。このため、処理能力、電力消費、発熱などの問題が避けられない。

 Beaming Displaysは、画像生成部である光学部品、センサー、コンピュータ、バッテリーを接眼部から物理的に分離し、画像生成部のプロジェクターと受動的なウェアラブルヘッドセットの2つで構成。少し離れたところに設置するプロジェクターからウェアラブルヘッドセットに画像を投影する仕組みだ。

photo ユーザー視点のウェアラブルヘッドセットと机上のプロジェクター(左)ウェアラブルヘッドセットから見える光景(右)
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