シャープは10月6日、設定温度に達した後も湿度を制御して「暑いのに停止したまま」の状態をなくしたエアコン「Xシリーズ」を発表した。6畳用から22畳用までの9機種を10月29日に発売する。
一般的なエアコンは冷房中に設定した温度に達すると運転を停止する。しかしシャープがIoT対応エアコンの使用状況を分析したところ、冷房運転を停止している間に外気の影響から室内の湿度が上昇していた。
湿度が上がると体感気温は上昇し、人は蒸し暑く感じる。シャープによると「室外の湿度が65%以上の場合、約7割の家庭で室内の湿度が5%以上も上昇していた」という。
Xシリーズは設定温度に到達した後も湿度が上がると除湿を行う。その際、冷風を送り出すファンの回転数を抑えることで、室温を下げずに平均湿度を従来機に比べ約12%下げる。シャープはこの機能を「匠の冷房」として訴求する。
この他、シャープ製の加湿空気清浄機と連携して室内のウイルス飛沫粒子を効率的に捕集する機能や抗菌パーツ採用のリモコンなどを備えた。
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