欧州刑事警察機構(ユーロポール)は11月8日(現地時間)、数千件のランサムウェア攻撃を行ったとする7人の犯罪者が逮捕されたと発表した。
17カ国が参加する(日本は参加していない)「GoldDust作戦」の下、ルーマニア当局は4日にSodinokibi/REvilに関わる2人を逮捕した。この容疑者らは5000件以上の攻撃で50万ユーロ(約6560万円)の身代金を獲得したとされている。
4日にはクウェート当局も「GandGrab」関係者を逮捕した。また、2月と4月に韓国当局がREvil関係者3人を逮捕した。10月にはポーランド国境で、米国からの国際逮捕状を受けて、ウクライナ人が逮捕された。
GoldDust作戦では、 Bitdefender、KPN、McAfeeなどのセキュリティ企業も協力した。Bitdefenderは攻撃者が暗号化した人質データを復号するツールを提供した。
Europolによると、復号ツールによって1400以上の企業が人質データの復号に成功し、4億7500万ユーロ以上の身代金を払わずに済んだという。
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