GMOインターネットグループは11月22日、東急田園都市線用賀駅(世田谷区)直結の高層ビル「世田谷ビジネススクエア」の信託受益権の55%を取得し、ビルの副名称を「GMO TOWER」に、駅の副名称を「GMO TOWER前」に変更すると発表した。
最上階には、3DCGやセンシング技術などを取り入れた映像制作・配信スタジオを設置。「空の移動革命」に関する先端技術の研究拠点としても活用するという。メインオフィス機能は従来通り渋谷の2つのビルに集約し、移転予定はない。
信託受益権は、不動産を信託銀行などに信託し、その不動産から得られる賃料収入などの利益を受け取ることができる権利。
GMOは今回、世田谷ビジネススクエアに設定された信託受益権の55%と、第一本社があるセルリアンタワー(渋谷駅前)の信託受益権5%を、東急グル−プから合計約283億円で取得した。
GMOは、コロナ禍でいち早くテレワーク体制を整えた一方で、オフィスなどの自社設備が持つ「企業ブランドの象徴」「リアルのコミュニケーションを促進する場」としての機能を再認識したとし、「コロナ禍という混乱した時代やインターネット業界を戦い抜くグループの”武器”として」不動産を活用することにしたという。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR