バウヒュッテが「にゃんガルーパーカー 2」という製品を出した。カンガルーが赤ちゃんを袋の中に入れて育てるように、タツノオトシゴが卵を孵化させて育てるように、ネコをおなかのポケットに入れてしまおうという画期的な商品である。最初の製品は2015年に登場して人気だったが、その改良版がリリースされたのだ。これがテレワーク環境でどのような効果をもたらすか、実際に購入して検証してみた。
我が家のネコは、20歳を超えているのだが、甘え癖が全く抜けない。Macに向かって仕事をしていると横からツンツンされかまってくれと言ってくる。振り払っても何度目かには爪で突っつかれてギャッと叫ぶことも多い。
猫からの要求はだいたいこんな感じだ。
膝に乗せてなでながら仕事ができればいいのだが、キーボードとトラックパッドを操作している前傾姿勢とネコを膝に乗せる姿勢は両立しない。
それを解決できる画期的なアイテムが、このにゃんガルーパーカーなのだ。
にゃんガルーパーカーは、ネコミミを備えたパーカー(フーディー)なのだが、最大の特徴は、おなかの巨大なポケット。ドラえもんの四次元ポケットのように、そこにネコを収納できるのだ。
大型のネコだとそこに入りきれないのだが、少なくとも足掛かりはできるので、その状態で仕事を継続することが可能。本人(人じゃないけど)が飽きるまでその姿勢でいさせて、満足したら帰っていただく、ということができるのだ。
実際に試してみた。
ビデオ会議中に、ちょっかいを出してきたネコをにゃんガルーパーカーのポケットに入れてみた。以前、膝の上に乗せたときはすぐに降りてしまったのだが、今度はどうだろう。
やはり全身を入れるには少々狭い。でも、ポケットの外側が適度に硬さがあり、足場がちゃんとできているおかげで特に嫌がりもせず、その姿勢のままじっとして、10分後くらいに出ていった。満足はしてくれたようだ。
構造上の工夫もある。ポケットには硬い中敷きがあり、デスクワークをしているときでもネコの入り心地がよくなっている。ポケットの開き具合の調整もできるので、ネコに無理な姿勢を強いることもない。ポケットは比較的高い場所に位置しているので、普通にキーボード操作をしているくらいの姿勢と相性がいい。
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