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「Facebookでは学生への広報難しい」――北大図書館のFacebook廃止告知が話題

» 2021年12月03日 13時11分 公開
[松浦立樹ITmedia]

 「Facebookでは(学生への)十分な広報が難しいという結論に至った」――北海道大学附属図書館が12月2日に発表した、Facebookアカウント廃止の告知が話題になっている。同図書館は、2012年10月1日から図書館の利用方法やイベントなどの情報を発信していたが、2022年9月30日をもってFacebookアカウントを廃止するという。

北海道大学附属図書館が2日にFacebookに投稿した内容

 理由は「近年、学生のFacebook利用者が減少しているため」としており、Facebookでは十分な広報が難しいと結論付けたとしている。今後は、20年4月20日に開設した公式Twitterアカウント(@Hokudai_Library)に注力して、情報発信する。

 投稿を見たFacebookユーザーからは「常に変化していく勇気と決断に敬意を表します」といったコメントがあった一方、Twitterでは「若者のFacebook離れって本当だったんだ」「基本実名なのが日本の若者的には厳しいのでは?」「そもそも、大学の情報をSNSで得る学生ってどのくらいいるんだろう?」などの意見が見られた。

 NTTドコモのモバイル社会研究所が21年1月に発表した調査では、15〜79歳のスマートフォンと携帯を持つ男女でFacebookを利用していると答えたユーザーは全体の27.7%であり、中でも10代のユーザーは16.2%と、他SNSと比較して10代での利用率が最も低い結果を示していた。

年代別SNS利用率(モバイル社会研究所調べ)

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