米Appleと米Epic Gamesとの訴訟で12月8日(現地時間)、Appleが求めていた9月10日の差止命令の保留が認められ、控訴裁での裁判が完結するまでの間は引き続きAppleは開発者によるApp Store外部での支払いオプションのアプリ内リンクを禁止できることになった。
公開されている第9巡回区控訴裁判所の命令停止文書には、Appleの申し立てを認め、「控訴の判決が出るまで、part(i)of paragraph(1)の命令を停止する」とある。
この部分は、アプリ内に支払いオプションのリンクを含ませるというもの。アプリ内のアカウント登録を介してユーザーから取得したメールアドレスなどで支払いオプションを紹介することを許可する命令は停止されていない。
この訴訟は、iOSおよびiPadOS向けアプリの収益にAppleがいわゆるApple税を課し、App Storeを介さない支払いオプションを認めないのは独禁法違反だとしてEpicがAppleを提訴したことで始まった。一旦判決は出たが、両社ともに控訴している。この種の裁判は通常、数カ月から数年かかる。
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