コロナ禍で一気に進んだデジタル化。そんな昨今でも特に請求書など、送ったデータを「紙でほしい」なんて言われることもあるかもしれない。わざわざ印刷して、封筒と切手を買って、ポストに投函して……と考えると、コスト以上に面倒臭すぎる。プリンタが家にない人にとっては、コンビニに駆け込んでプリントアウトするしかない(封筒と切手も買えるから一石三鳥かもしれないが……)。
そんな悩みを解決するサービスが最近Twitterで話題になった。日本郵便が提供している「Webレター」だ。簡単に説明すると、文面/宛名印刷、封筒詰め、切手貼り、発送を白黒なら1通99円からやってくれるというもの。ページ追加にも対応しており、1ページ当たり5円(最大8ページまで)。コンビニのネットプリントよりも安い。カラーは146円(同52円)。支払いはクレジットカードと料金後納に対応する。
初めにユーザー登録が必要だが、あとはWebレターのページから、PDFやWordファイルなどをアップロードし、宛先や差出人の必要事項を入力していくだけ。CSVファイルを基に宛先別に内容の異なる郵便物を発送できる「差込差出し機能」や、販売管理システムとの連携(現時点では「商奉行i11」など)も可能という。
実はこのサービス、開始は2010年2月と、そろそろ13年目に突入する長寿サービス。とあるTwitterユーザーのツイートが拡散され、「知らなかった」「何これ便利そう」「早速登録した」といった反応が相次いだところをみると、サービスの存在を知らない人もまだまだ多そうだ。
日本郵便では、「Webゆうびん」として、Webレター以外に慶弔メッセージサービス「Webレタックス」、一部地域を除き15時30分までに申し込みすれば全国に当日配達できる「Web速達」も展開している。ただし、速達サービスは白黒1通で524円、カラーで544円とそこそこ値は張ってしまう。
WebレターもWeb速達も押印が必要な書類には使えないが、書類によっては電子印影などで代替できる可能性もある。サービス自体の利便性は高そうなので、シーンに応じて使い分けたいところだ。
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