住宅情報サイト「LIFULL HOME'S」は2月3日、首都圏の“住みたい街”を独自に算出した「「2022年 LIFULL HOME'S 住みたい街ランキング」を発表した。コロナ禍で激変した前回に続き、賃貸ランキングの1位は「本厚木」(神奈川県)だった。
LIFULL HOME'Sに掲載された物件への昨年1年間の検索数や問合せ数から算出した。コロナ禍でテレワークやオンライン授業が定着し、賃貸派は郊外へ向かう傾向がより鮮明になっている。購入派には都市回帰の動きも見られた。
本厚木は2020年9月のコロナ禍での緊急調査で1位になって以降、賃貸トップを維持している。「注目度の高さが一過性のものではなかったことを示した」という。
一方、2020年まで4年連続でトップだった「池袋」(東京都)は前回の5位からさらに順位を落とし、12位だった。
2位は「大宮」(埼玉県)、3位は「柏」(千葉県)、4位は八王子(東京都)など10位までをほぼ準近郊、郊外の駅が占めた。都心方面に乗り替えなしでアクセスできる駅が多い。
購入ランキングは3年連続で「勝どき」(東京都)が1位だった。東京オリンピックが終わっても物件のグレードや価格などで引き続き高い関心を集めているという。
一方で前回23位の「横浜」(神奈川県)が3位に浮上。前回21位の「浅草」も4位に入るなど、都心回帰の傾向も伺えた。
LIFULL HOME'Sは「コロナ後を想定し、利便性や資産価値の高い都心周辺を求める動きに加え、コロナ禍で移動が少なくて済む都心近郊のニーズも健在」と分析している。
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