アイロボットジャパンは2月2日、床に散らばった靴下や電源コード、ペットの排泄物などを正確に避けて掃除するというロボット掃除機「ルンバ j7+」を発表した。価格は9万9800円から(税込)。10日に発売する。
前面カメラとAIの機械学習を駆使して障害物の種類まで認識。その場は避けて掃除を続け、終了した後にスマートフォンのアプリを通じてユーザーに「侵入禁止エリア」に設定するかを訊ねる。
認識する物体は、家電の電源コードやイヤフォンといったケーブル類、靴下やスリッパといった履き物、ペットの排泄物(固形)、ルンバの充電ステーション。認識結果はクラウドに蓄積し、3カ月に1度のソフトウェアアップデートで世界中のルンバ j7+が共有する。
アイロボットジャパンは「画像認識の精度はデータセットの数に依存する。世界中で製品が使われ、世界中の床や障害物を知っているiRobotだからこそ、やる価値がある」と話している。
ルンバ j7+には「ペットオーナー安心保証」を付けて販売する。万が一、ペットの排泄物を吸い込んだ場合は無償で新品に交換するという。
米iRobotのコリン・アングルCEOは「j7+は頼りがいのあるパートナー。家庭用ロボットの新しい基準になる」と胸を張った。
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