バンダイナムコグループは2月8日、「機動戦士ガンダム」などのIP(Intellectual Property)を軸にそれぞれの仮想空間を作る「IPメタバース」計画を発表した。今後3年間で150億円を投じ、データ基盤と仮想空間を整備する。
8日に発表した中期計画(22年4月から25年3月)に盛り込んだ。バンダイナムコが持つIPの世界観を生かした仮想空間を作りファンとの接点にする考え。
バンダイナムコグループが運営するアミューズメント施設やガンプラ専門店「ガンダムベース」などのリアル店舗と連携する他、パートナー企業にも開放する。ファンはアバター(化身)を使ってメタバースに参加し、集約された情報にアクセスできるという。
バンダイナムコは「メタバースのコミュニティやコンテンツを通じ、(ファンと)長期にわたって深く、広く、複雑につながる関係を構築する」としている。ファンとのつながりを強固にしてIP価値の最大化を図る方針だ。
新規IP創出などを含む「IP軸戦略」の予算として3年間で約400億円を見込む。このうち150億円を使い、IPメタバースの開発と情報を集約するデータ基盤「データユニバース」を構築するとしている。
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