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ガンダム、メタバースに立つ 開発に150億円 バンナム中期計画

» 2022年02月08日 19時54分 公開
[ITmedia]

 バンダイナムコグループは2月8日、「機動戦士ガンダム」などのIP(Intellectual Property)を軸にそれぞれの仮想空間を作る「IPメタバース」計画を発表した。今後3年間で150億円を投じ、データ基盤と仮想空間を整備する。

ガンダムのメタバースのイメージ図(出典はバンダイナムコグループ)
ガンダムのメタバースにはコミュニティや新しいコンテンツも

 8日に発表した中期計画(22年4月から25年3月)に盛り込んだ。バンダイナムコが持つIPの世界観を生かした仮想空間を作りファンとの接点にする考え。

 バンダイナムコグループが運営するアミューズメント施設やガンプラ専門店「ガンダムベース」などのリアル店舗と連携する他、パートナー企業にも開放する。ファンはアバター(化身)を使ってメタバースに参加し、集約された情報にアクセスできるという。

 バンダイナムコは「メタバースのコミュニティやコンテンツを通じ、(ファンと)長期にわたって深く、広く、複雑につながる関係を構築する」としている。ファンとのつながりを強固にしてIP価値の最大化を図る方針だ。

 新規IP創出などを含む「IP軸戦略」の予算として3年間で約400億円を見込む。このうち150億円を使い、IPメタバースの開発と情報を集約するデータ基盤「データユニバース」を構築するとしている。

400億円のうち250億円を新規IP創出などに使い、150億円でIPメタバースを開発する

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