米SpaceXは2月14日(現地時間)、初の民間人だけによる宇宙旅行「Inspiration4」でリーダーを務めたShift4 Paymentsのジャレド・アイザックマンCEOによる新たな取り組み「Polaris Program」(Polarisは北極星)を発表した。最大3回の有人宇宙飛行ミッションで構成されるこのプログラムは、最終的にはSpaceXの大型宇宙船「Starship」での初の有人飛行を実施する計画だ。
プログラムの最初のミッション「Polaris Dawn」は、年内にInspiration4と同じ「Falcon 9」で、「Crew Dragon」をこれまでで最も高い地球軌道に打ち上げる計画。いずれも民間人の4人の乗組員は、この軌道上に最大5日滞在し、初の商用船外活動を行う。
また、SpaceXの衛星ネットサービス「Starlink」での通信をテストし、「将来の月および火星へのミッションに必要な宇宙通信システム」のためのデータを収集する。
乗組員はアイザックマン氏の他、Inpiration4のミッションディレクターを務めた元米空軍中佐のスコット・ポティート氏、SpaceXの主任宇宙運用エンジニアのサラ・ギリス氏、同じくSpaceXのリードスペースオペレーションエンジニアのアンナ・メノン氏。
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