イーロン・マスクCEO率いる米宇宙企業SpaceXは2月1日(現地時間)、初の民間人のみの宇宙旅行を第4四半期(10〜12月)に実施する計画を発表した。「Inspiration4」と名付けられたこのミッションは、野口聡一飛行士も搭乗した「Crew Dragon」で4人の民間人を地球の軌道に打ち上げる。
このミッションは、小児がん治療で知られる米セントジュード小児研究病院の支援を目的とし、米支払いプラットフォーム企業Shift4 Paymentsのジャレド・アイザックマンCEOが乗組員のリーダーを務める。
アイザックマン氏は、座席の1つをセントジュード小児研究病院の貢献者に、3つ目は同病院に寄付する人に提供し、4つ目は公式サイトで公募する。応募できるのは米国在住者のみ。
Inspiration4の4人の乗組員は、SpaceX主導の宇宙飛行士の訓練を受ける。Crew DragonはNASAのケネディ宇宙センターの39A発射台からFalcon 9で打ち上げられ、90分で地球を1周する軌道を数日間周回し、フロリダの海上に帰還する計画。
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