米航空宇宙局(NASA)は11月15日(現地時間)、同日の午後7時27分(日本時間の16日午前9時27分)に米SpaceXの宇宙船「Crew Dragon」運用初号機を打ち上げると発表した。天候不順などでたびたび延期されてきたが、気象条件による実行可能性は50%としている。
記事末のYouTube動画でライブを視聴できる。日本時間の午前6時現在、既に中継が始まっており、日本人宇宙飛行士の野口聡一氏と3人の米国人宇宙飛行士は既に宇宙服を着て待機しているのを確認できた。
このミッションは、最終的には個人顧客を宇宙へ送り出すNASAの商業輸送プログラムを確立するための第一歩として注目を集めている。
Crew DragonはDemo-2同様に、フロリダ州ケープカナベラルにあるNASAのケネディ宇宙センターから国際宇宙ステーション(ISS)に向けてSpaceXのロケット「Falcon 9」で打ち上げられる。
飛行士たちをCrew Dragonに輸送するのはSpaceXのCEO、イーロン・マスク氏が経営する電気自動車企業Teslaの「Model X」だ。
【UPDATE】打ち上げは無事成功し、Falcon 9も無事洋上のドローンシップ「Just Read the Instructions」に帰還した。
日本時間の17日午後1時ごろにISSにドッキングする見込み。24日午後8時10分に野口氏のNHKによるインタビューが予定されている。
【更新履歴:2020年11月16日午後1時30分 ISSへのドッキング時間を修正し、Falcon 9について加筆しました。】
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR