Hi8ではもう1台買った。それはシャープの「液晶ビューカム VL-HL1」(1992年)。これは、この時期を代表する名機だった。いや、8mmビデオ全体を通しても、パスポートサイズハンディカムと並ぶべき機種だろう。
大型の液晶モニターのおかげでビューファインダーを覗き込んだり、小型ディスプレイをフリップさせる必要なく、スイッチを入れたらそのまま撮影に入れるし、右型のカメラ部分をクルリと回せば自撮りもできる。再生機として十分なディスプレイの品質も確保している。
この機能を最大限に活用していたのがKNN神田さんだ。僕が液晶ビューカムを買ったのも、海外展示会でその使いやすさを語っていた彼の布教によるものだ。
「ビデオで自撮りしながらトーク」というスタイルは、神田さんと液晶ビューカムで確立されたと言っていいだろう。
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