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ソニーが放つ、アナーキーな完全ワイヤレスイヤフォン「LinkBuds」 あなたの耳にもしっくりくる?ヤマーとマツの、ねえこれ知ってる?(2/5 ページ)

» 2022年02月17日 16時20分 公開

穴はなぜ開いている?

マツ はい。アナーキーな、穴が空いてる形状ですね。

ヤマー 穴あk……ドーナツみたいですよね。既存のイヤフォンとは全く異なる、円形ドライバーをゼロから開発してます。音導管を採用せずに外音を取り込めるようになっただけじゃなく、ソニーイヤフォンで最小・最軽量だそうです。

マツ そうなんですよ。バルキーで、耳と相性問題があったけど、これは期待持てる。

ヤマー これどうやって耳にはめるんだ? って思ってたんですが、動画見てたら結構キレイにフィットしてますよね。

意外と多い「耳の中が蒸れてしまう問題」

マツ 穴が空いてるから耳の奥まで風が通るのかな。

ヤマー あ、確かに。気づきませんでした。

マツ 耳の奥を密閉しないというのは、実は僕にとっては大きな意味を持っていて。

ヤマー なるほど。今のイヤフォンってカナル式が主流ですよね。

マツ AirPodsを含めてなんですけど、従来のイヤフォンは、何時間も装着できなかったんですよ。バッテリーの問題ではなく。AirPods Proは厳密にはカナル式ではないんだけど、それでも耳を塞いでしまう。

ヤマー 耳をふさがれるのは身体と合わないってことですか?

マツ アメ耳族の人たちは、しばらくすると耳の中がジメジメしてしまう。

ヤマー あーなるほど。耳の中が蒸れてしまうと。

マツ はい。日本人は耳垢が乾いている乾型の人が多数派みたいですが、白人、黒人ともに9割以上が湿型と言われていて。この穴あき形状が、耳の穴の空気の通りを良くするのであれば、絶対買おうと思います。

ヤマー 蒸れやすい体質の方って結構多いんですね。

マツ で、それ以外にサウンドドライバーをリング状にして中空にしたのには意味があったんですかね?

ヤマー そもそも、LinkBudsのコンセプトとして、常時装着するものとして設計されているんです。既存のワイヤレスイヤフォンはノイズキャンセリングを強化して外の音をカットする方向でしたけど、こっちは真逆。リアルのコミュニケーションを妨げせずに、音楽や音声アシスタントにアクセスできるようになります。発想がよりウェアラブルっぽいですね。

 そして、リング形状は外の音を効率的に取り入れるために考えられた結果とのことで。ソニーの今のイヤフォンはカナル式が主流なんで、音のノウハウはカナル式で蓄積されているはずなんですよ。それをやめてまで新開発のドライバーを作ったのは本気だなと。

「V1プロセッサ」とリング型ドライバーユニット

マツ 耳の中にフィットしやすそうな形状ですね。

ヤマー 5種類のフィッティングサポーターもあるのでお好みで。フィットすればあまりずれないとか。

マツ 電子的にはWF-1000XM4とほぼ同じ。V1プロセッサを搭載していて、おなじみのDSEEもある。

ヤマー ハイレゾ規格のLDACはどうもサポートしてないんですよね。AACとSBCのみ。でも空間オーディオの「360 Reality Audio」はサポートしてます。

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