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響きが懐かしいマイクロフォーサーズ最上位モデル「OM-1」が結構すごそうヤマーとマツの、ねえこれ知ってる?(1/4 ページ)

» 2022年02月19日 10時36分 公開

 経歴だけは長いベテラン記者・編集者の松尾(マツ)と、幾つものテック系編集部を渡り歩いてきた山川(ヤマー)が、ネット用語、テクノロジー用語で知らないことをお互い聞きあったり調べたりしながら成長していくコーナー。交代で執筆します。

ヤマー 2022年もオフライン開催ありませんでしたね……。CP+。

マツ 21年に引き続きオンラインだけに。

ヤマー オミクロン株の感染も収まる気配ありませんしね。仕方ないのかなと。

マツ 会場で検査するとか、万全な体制をとっていたのに、残念ですね。

ヤマー あの徹底した事前検査、「人を入れる気ないだろ」という声もあったりしたぐらいでしたからね。

マツ まあ結局、人を入れないことになったわけですが。それでもこのタイミングに合わせた製品は出てくるわけで。

ヤマー ええ、まさしく。ちょうど昨日、オリンパスからスピンアウトしたOMデジタルソリューションズから2台目のカメラが登場しました。OM-1という、50年前にオリンパスが出したカメラの名前をそのまま使ったモデルです。オリンパス時代の「OM-D E-M1 Mark III」の後継機ですね。

新生「OM-1」

マツ 1972年。全然知らなかったよ。

ヤマー 荻窪さんもチラっと書いているんですが、実は1972年に最初に出したときは「M-1」だったんですよ。

 ただ、当時ライカが出していた「M3」や「M1」などのM型ライカと製品名が酷似していたことからクレームがあり、1973年にOM-1に名称を変えています。

マツ 今見てもかっこいい一眼レフですね。銀塩カメラマニアのヤマー、これは手に入れてない?

ヤマー それがあるんですねぇ。

1972年(名称変更は1973年)に発売された「OM-1」

マツ ウヒョー! 初代OM-1オーナーがここにいたとは!

ヤマー あとOM-4Tiも持ってますw

マツ それはどんなの? チタン製?

ヤマー ですです。チタン外装。OMシリーズの最終モデルですね。デジタル制御です。

 当時、他の一眼レフって結構大きくて重かったんですが、OM-1、性能は他社に引けを取らないのに、世界最小最軽量を実現してたんですよ。愛らしいフォルムもあって今も人気のフィルムカメラです。

マツ 実は僕が最初に買ったカメラは、その10年後に出たやつなんですよ。オリンパスのXA2。

オリンパスの小型カメラ「XA2」(オリンパス公式サイトから引用)

ヤマー お、名機!!! 良いの持ってるじゃないですかマツさん。

マツ 今でもそこそこの値段で取り引きされてるんですね。これで新婚旅行の写真撮ってたんだけど、今でも自分の撮った写真のベストと言っていいw

ヤマー やだ、オシャレじゃないですか。今も持ってるんですか?

マツ いや、どっかに行っちゃった。その後、Konica Big Mini、EOS Quartzに。

ヤマー Big Miniもいいですよね。Big Mini Fを手に入れるか迷ってます。

マツ XA2はコンパクトでありながら基本性能はぜんぜん妥協してないカメラでした。その流れは今も生きてるのではないでしょうか。

 で、新生OM-1ですよ。

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