ヤマー 今カメラ市場が急速に縮んでいく中で、デジタル一眼といえばフルサイズになりましたね。
マツ フルサイズにあらずんば人にあらず、みたいな。人じゃなくてカメラですけど。
ヤマー だってカメラに無頓着なマツさんですらα7Cを持つ時代ですよ。
マツ ずーっと三脚の上に乗ってますけどね。ビデオ会議のカメラとして。
ヤマー たまには外の景色を写してあげてくださいw
センサーサイズ至上主義みたいなのはどうしてもあるんですが、マイクロフォーサーズにももちろんメリットがあります。まぁ実物は触ってないのでなんともですが、スペックを見た限り、OM-1はそのメリットを生かしきるために着実に進化した印象です。
マツ フルサイズと比べてマイクロフォーサーズってどのくらい違うんですか?
ヤマー センサーサイズの面積でいえば1/4です。そのおかげで、小型ボディーが実現できたんですが、昔と違ってAPS-C勢やフルサイズ勢もミラーレスになって小型化を頑張っているので、昔ほどアドバンテージがあるわけではないです。
ただ、レンズ、特に望遠レンズが小さく設計できるんです。ここはおいそれと他社は追随できないです。
マツ ああ、だから長尺ズームでも軽い。
ヤマー そうなんです。ボケの量はさすがにセンサーサイズに由来するので補えないんですが、焦点距離が換算2倍になるので超望遠が欲しい人は小さなシステムで済みます。野生動物や風景写真を撮るネーチャーフォトグラファーに愛好家が多いです。
マツ 筋トレしなくてもいいw
ヤマー そうですw
マツ OM-1のサイトを一通り見て、スマートフォンへの対抗心がメラメラ燃えているのが分かりましたが、それも1つ。
ヤマー もうカメラメーカーにとってスマホが最大の敵ですからね。
マツ その中でも、OM-1は静止画用のカメラとしての対抗軸にフォーカスしていると言っていいですか? というのも、そっちは同じマイクロフォーサーズの注目製品、パナソニックGH6がそろそろ。
ヤマー そうですね。今回から4K60pかつHLGの撮影にも対応したので一定の動画性能はあるんですが、動画機は同じフォーサーズ勢のパナソニックが強いですしね。GH6は22日に発表予定です。
こんな感じで、うまく役割が分かれてていいです。
マツ で、今回はスチルの機能がどうすごいかという話を。
ヤマー ざっとOM-1の新機能を羅列していきますが。
あたりでしょうか。星の軌跡が記録できるライブコンポジット、マクロ撮影でも被写体に全部ピントが合う深度合成モード、NDフィルターがなくても同じ効果を合成で実現するライブNDも引き続き搭載してます。
列挙した機能から分かるかもしれませんが、遠くにいる動物を連射するとか、ダイナミックな風景を撮るとか、ネーチャーフォトを安心して撮影できる機能が多いんですよね。山撮影で望遠レンズを持ち込みたい場合、システムの総重量が軽いマイクロフォーサーズは荷物の量がシビアな登山にもメリットがあります。
マツ 星AFっていいですよね。
ヤマー 星を撮影すると分かるんですが、ピントを合わせるの大変なんですよ。普通のカメラだと暗くて検知しづらいので、マニュアルで合わせがちです。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR