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パナソニック、マイクロフォーサーズフラグシップ「GH6」の開発発表 2021年中に製品化

» 2021年05月26日 17時44分 公開
[ITmedia]

 パナソニックは5月26日、マイクロフォーサーズのミラーレス一眼カメラ「GH6」の開発を発表した。2021年中に製品化する方針。

 マイクロフォーサーズ規格のフラグシップミラーレス「GH」シリーズの最新モデル。4:2:2 10bitという広い階調幅でのCinema4K 60pの動画を、時間無制限で記録できるという。4K120pのハイフレームレート(HFR)や、バリアブルフレームレート(VFR)記録にも対応する。さらに、新開発のイメージセンサーにより、10bit 5.7K60pという高解像動画記録もできるという。

 パナソニックはGH6の開発に当たり「高速性・機動性に長けたマイクロフォーサーズ『LUMIX G』シリーズと、フルサイズならではの高い描写性能を有する『LUMIX S』シリーズの提供を通じて、クリエイターが創造性を存分に発揮するための価値提案を行い、写真・映像文化に貢献する」とコメント。フルサイズ機との共存とともに、マイクロフォーサーズ機の開発を継続する方針を示している。

 同社は同日に、5G端末などと連携して無線ライブ配信を行えるミラーレス一眼「GH5 II」(LUMIX DC-GH5M2)を発表した。

photo マイクロフォーサーズ規格の現フラグシップ機「GH5」

 パナソニックは2008年、世界初のミラーレス機「G1」を発表。以来、同じマウントを採用するオリンパスとともに、マイクロフォーサーズ機によるミラーレスカメラの市場を形成してきた。

 しかし、スマートフォンの登場によるデジタルカメラ市場自体の縮小や、その中でのフルサイズミラーレス機のシェア増加などから、マイクロフォーサーズ機のシェアは縮小。2018年3月期以降は赤字が続いていたオリンパスは20年6月に、カメラ事業の売却を発表した。パナソニックも市場ニーズの変化に合わせ、フルサイズミラーレス機「S1R」と「S1」を19年に発表していた。

photo プレスリリース

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