写真で見る「2022国際ロボット展」 グラスを“シャー”っとするロボから最強クラスのロボットアームまで（1/7 ページ）

[谷井将人，ITmedia]

　3月12日まで開催中の「2022国際ロボット展」（東京ビッグサイト）。物流業や製造業などの分野で活躍するロボットアームなどが軒を連ねる中、各社が持ちうる技術を活用し、さまざまなパフォーマンスを披露した。写真をベースに、記者が注目した展示ブースを振り返っていく。

バーカウンターでグラスを“シャー”っと滑らせるロボ

　産業用ロボットのアイエイアイ（静岡市）は、バーカウンターで飲み物入りのグラスを客のちょうど手前に滑らせるロボットを展示した。

グラスを”シャー”

　客の目の前でグラスを止められるのは「何度も試して調整した根性の結果」（アイエイアイ）とのこと。グラスを持ち上げたり射出したりするロボットアームは、「制振制御」と呼ばれる技術で、グラスが“手元”を離れる直前まで、飲み物がこぼれないようにコントロールしている。

グラスを射出アームのところまで運ぶアーム　「制振制御」で飲み物をこぼさない

射出アームの力加減は根性で探り当てたとのこと