荻窪圭のデジカメレビュープラス
キヤノンの「小さい・軽い・安い」の三拍子そろったレンズは侮れない(1/4 ページ)
キヤノンの「EOS R」シリーズ用RFレンズが面白い。普通のレンズを出しつつ、しれっと普通じゃないレンズを紛れ込ませてるのだ。
普通のレンズってのは、一眼レフ時代からの定番レンズのミラーレス一眼バージョン。
「大三元」といわれる、開放F値がF2.8通しの広角ズーム(15-35mm F2.8)、標準ズーム(24-70mm F2.8)、望遠ズーム(70-200mm F2.8)。
さらに400mm F2.8などのキヤノンらしい超望遠レンズ。ハイエンドユーザーやプロの基本のレンズだ。
現代の標準ズームといえる24-105mm F4や、古くからの高倍率便利ズーム24-240mm F4-6.3あたりも定番といっていいだろう。
でもそれ以外のレンズがちょっとずつ普通じゃないのである。
例えば単焦点レンズ。
最初に出たのが35mmと50mm。実に昔からある基本の単焦点レンズなのだけど、35mmはなんとマクロレンズ。50mmはF1.2の超大口径でお値段も35万円コースで重さも950gと1kg近い。これは標準レンズどころじゃない。
さらに28-70mmという一見普通のズームレンズは開放F値がF2通し。めちゃ大口径でめちゃ高価でめちゃ重い。
ああ、高価でハイクオリティなレンズを充実させる方針なのか、と思いきや、その真逆の輪を掛けて普通じゃないレンズも出してきて驚かせてくれたりもするのだ。
「え、そんなんあり?」とびっくりしたのが「EOS R5/R6」と同時に登場した2本の超望遠レンズ。
なんと絞り値固定で手動沈胴式で、その代わり安くて軽い「RF 600mm F11 IS STM」と「RF 800mm F11 IS STM」である。軽くて誰でも扱える超望遠レンズ、でもF値は固定だよという斬新なレンズだ。
望遠レンズは手ブレしやすいし、動体を撮りたいことが多いのでシャッタースピードを上げたい、でもF11だとシャッタースピードを上げづらい。
「シャッタースピードを上げたいならISO感度を上げればいいじゃない」「え?」。
ああ、確かに昔と違ってISO6400くらいまで平気で上げられる時代だ。それを見越した小型軽量低価格な超望遠レンズってアリじゃん、と思ったのである。
おもしろいよね。
さらにこれ。デュアルフィッシュアイレンズ「RF5.2mm F2.8L DUSL FISHEYE」。魚眼レンズが2個ついた双眼鏡かいって感じのレンズだ。
これ、180度の3D VR映像撮影用。まあ、これを必要としてるのは一部の人だけだし、解像度の関係で「EOS R55/R5C」専用なのだけど、普通じゃない。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
「5年でバッテリーが使い物にならなくなる」は本当か テスラ「モデル3」5年目点検で分かったこと
-
2
Google、プライバシーポリシーに「Gmail」「Googleフォト」のデータを広告に使う例外を追加 回避方法は
-
3
GMO熊谷代表「社内ホワイトハッカーが事前に指摘」も対策遅れ、国に「能動的サイバー防御」要請 「責任転嫁では」SNSで批判も
-
4
たばこ休憩なき時代の“一服”をどう取るか 温熱と“聞こえない音”で休む、JT子会社のアイマスクを試す
-
5
パナソニックHD子会社、使用禁止の生成AIに従業員約33万人分の個人情報をアップロード
-
6
「楽天ドライブ」に不正アクセス 保存したデータなど1.5万アカウント分が取得・閲覧のおそれ
-
7
B級感がたまらない? 映画「ストリートファイター」の魅力と原作ゲームの歴史、ゲーマーマンガ家が熱弁
-
8
「能動的サイバー防御」きょう開始 警察・自衛隊などが攻撃元サーバを無害化 高市首相も狙いを説明
-
9
「GitLab」に深刻度“最大”の脆弱性 認証なしで任意のコード実行の恐れ、修正版適用を CVSS「10.0」
-
10
PHPに「緊急」レベルの脆弱性2件 修正版を日本時間21日深夜に公開へ、事前準備を呼び掛け
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR