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» 2022年05月12日 20時30分 公開

「Pixel 6a」は“良コスパ”なのか? 「Pixel 6」と比較してみた(1/2 ページ)

米Googleが新型スマートフォン「Google Pixel 6a」を発表した。Aシリーズと呼ばれる廉価版で、GoogleならではのAI機能を格安で体験できるモデルとして人気があるが、どれぐらいコスパが良いのか、上位モデルと比べてみた。

[山川晶之ITmedia]

 米Googleが新型スマートフォン「Google Pixel 6a」を発表した。Aシリーズと呼ばれる廉価版で、GoogleならではのAI機能を格安で体験できるモデルとして人気がある。6aの国内価格は5万3900円。米国では449ドルなので、今の為替レートからすると割安に設定されているが、6aはどれほどコスパに優れるのか、上位モデルの「Pixel 6」などと比べてみる。

価格差の割にスペックが違う「Pixel 6」と「Pixel 6a」

 SoCは、Pixel 6/Pixel 6 Proと同じく独自の「Google Tensor」を採用する。最新のハイエンドチップと比べるパフォーマンスはおとなしいが、前モデル「Pixel 5/5a (5G)」に搭載されていたQualcomm Snapdragon 765Gと比べると、CPUは80%、GPUは370%高速化されているという。AI機能は5倍速いそうだ。Titan M2チップとセキュリティコアは6aにも搭載される。

 メモリは6 Proが12GB、6が8GBなのに対し、6aは6GB。ミドルクラススマホと同等の容量だ。ストレージは6/6 Proが128GBと256GBを用意するが、6aは128GBのみ。Pixelの伝統だがMicroSDなどの外部スロットは用意されていない。

現在GWセールのため「Pixel 6」と「Pixel 6a」の価格差は約7000円

 ディスプレイは全てOLEDでHDRをサポート。6 Proが6.7インチ、6が6.4インチなのに対し、6aは6.1インチと6シリーズ最小。解像度はPixel 6と同じFHD+で、6aの方が縦に60ピクセル多い。最大の違いはリフレッシュレートで、6 Proは120Hz、6は90Hz、6aは60Hz。画面描写の滑らかさに影響するので選ぶ際のポイントになるだろう。

 カメラも大きく異なる。6/6 Proの広角カメラは、1/1.31インチの5000万画素センサー(F1.85)を採用。4つのピクセルを1つに統合するビニング処理で、1250万画素、ピクセルピッチ2.4μmのカメラとして使用している。6aはピクセルピッチ1.4μmの1220万画素(F1.7)。スペックからみるに5/5a (5G)と同じものを採用している可能性が高い。一方で、超広角カメラは、6/6 Proと同じスペックのものが採用されている。

左からPixel 6 Pro、Pixel 6、Pixel 6aのスペック

 撮影モードは上位機種とほぼ同じ機能が使える。夜景モード、ポートレートモード、超解像ズーム、Live HDR+、デュアル露出補正、消しゴムマジック、リアルトーンなどが利用可能だ。ただし、流し撮り撮影が可能な「モーションモード」のみ、Pixel 6aでは省かれている。

 その他、6/6 Proが搭載するワイヤレス充電や、他のQiデバイスを充電する「バッテリーシェア」機能は非対応。防水防塵(じん)性能も6/6 ProがIP68、6aはIP67。搭載マイクも6/6 Proが3つなのに対し、6aは2つなど細かく違う。重さは、6 Proが210g、6が207gなのに対し、6aは178gとシリーズの中で唯一200gを下回っている。

ワイヤレス充電に対応しない

 肝心の価格だが、Googleは5月16日までGWセールを実施しており、Pixel 6 Proは10万8980円(定価11万6600円)、Pixel 6に至っては6万988円(定価7万4800円)で買えてしまう。6aとの価格差は約7000円だ。

 Pixel 6は、高リフレッシュレート、メモリ容量、カメラスペック、ワイヤレス充電など機能が充実しているが、6aにはPixel 6シリーズ最小最軽量の身軽さが備わっている。どの部分を重視するかで選択は変わるが、もし6を選ぶのであれば急いだほうが良いだろう。定価も円安前に設定されたものなので、セール終了後に価格改定が入る可能性がないとはいえない。

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