仙台市は5月18日、新型コロナウイルスワクチン接種の事務センター運営を委託しているキャリアリンク(東京都新宿区)で、アルバイトがシステムを不正利用し、内部情報を第三者に伝える事案が発生したと明らかにした。
問題のアルバイトは1月末から2月上旬にかけて、仙台市のワクチン接種進捗管理システムを不正利用。個人の名前を検索し、該当者がいない(仙台市に住んでいない)旨を第三者に伝えた。5月11日に名前を検索された個人の親族から通報があり問題が発覚。アルバイトが事実を認めたため12日に雇用契約を解除した。
仙台市とキャリアリンクは13日に、検索された個人の親族に経緯を説明し謝罪。同市は同社に口頭で厳重注意した上で、個人情報の取り扱いについて指導したとしている。
再発防止策として仙台市は、キャリアリンクにおいて個人情報の取り扱いに関する教育を徹底する他、定例打ち合わせなどで注意喚起し、取り組み状況を確認するとしている。
学生の顔写真や評価など、個人情報約5800人分漏えいの可能性でエイチームが謝罪 「リンクを知っている全員が閲覧可能」状態に
「クレカ情報を外部に送信するシステム改ざん受けた」 ローカルECサイトで約1000件の情報漏えい
議事録をWebサイトで誤公開 個人情報含む約2000件が外部スタッフのミスで流出
自社のDB破壊しCEOに身代金要求、freeeが本当にやったクラウド障害訓練の舞台裏 「従業員はトラウマに」Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR