セルシスが5月26日に配信した、イラスト作成ソフト「CLIP STUDIO PAINT」向けのアップデートが話題だ。主にスマートフォンを片手入力デバイスとして使える「コンパニオンモード」で、Twitterには「神アップデート」と投稿するユーザーもいるほどだ。
コンパニオンモードは、各ツールへのショートカットや、カラーサークル、ジェスチャーパッドなどをスマートフォン側で操作できる。PCだけでなく、iPadなどのタブレット端末の入力デバイスとしても利用でき、WindowsとiPhone、iPadとAndroidスマホといった異なるOS同士でも組み合わせられる。
クリエイター向けの片手入力デバイスは幾つか種類があるが、親機側で表示した接続用のQRコードを、事前にCLIP STUDIO PAINTをインストールしたスマートフォンで読み取るだけで利用できる(親機とスマホが同じWi-Fiに接続している必要あり)利便性に加え、ディスプレイを生かしたツール群も使えるのが特徴だ。
Twitter上では、アップデートに関する投稿が拡散されており、「これは革命だ」「神アプデありがとう」「他に片手デバイスを使っていても補助的に使えるかも」といった声が多くあった。一方で、ノールック(手元だけで操作)では使いづらいといった意見も見られた。マッチするかは、ユーザーの作業スタイル次第だろう。
その他、縦スクロールのWebtoon作品をスマートフォンでプレビューできる機能や、絵の具のパレットのようにスマートフォン上で色を混ぜながら直感的に色を作っていく「色混ぜパレット」なども利用可能だ。
なお、コンパニオンモードは、2022年2月にGalaxyスマートフォン向けに展開。当初、iOS/Android対応は未定としていた。
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