王子製紙は5月25日、PPC用紙(コピー用紙)などの値上げを発表した。7月1日の出荷分から、対象品目を現行価格から15%以上値上げする。「欧州情勢もあり、原燃料価格や物流経費が急騰している。コストダウンに取り組んでいるが、自助努力だけでは再生産可能な収益の確保が困難な状況になり、価格修正せざるを得ないと判断した」(同社)
プリンタやファクシミリなどで使う「情報用紙」と、書籍などの印刷に向く「印刷用紙」が対象。情報用紙ではPPC用紙に加え、納品書などとして使われる「連続伝票」向けの「フォーム用紙」を値上げする。
印刷用紙では、雑誌や漫画などに使う「中下級紙」、文字の多い印刷物などに使う「上級紙」、カラー印刷に向く「塗工紙」、チラシなどに使う「微塗工紙」を値上げする。
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