米Metaは6月2日(現地時間)、同社のあらゆるサービスを支えるAI技術関連の大幅な組織改編を発表した。「AIが業務の中心となってきたため」AIを研究部門に留めず、Meta全体で広く活用することを目指す改変としている。
Meta AIグループは各製品グループに分散され、4年間Meta AIのトップを務めてきたジェローム・ペセンティ氏は6月に退社する。
AI部門としてはReality Labs - Research(RLR、旧FRL)が中心となり、ヤン・ルカン博士が率いるFAIRはその傘下に入り、存続する。ちなみにFAIRはFacebook AI Researchの略称だったが、社名変更後、Fundamental AI Researchの略称になったとルカン氏は語った。
CTOのボズことアンドリュー・ボスワース氏は発表文で「既存のサービスの改善であろうと、新サービスの開発であろうと、われわれの未来は最新のAI技術を最大限に活用できるかどうかにかかっている」とし、この組織改編はMeta AIの新たな分散型組織構造だと語った。
同社は前日、14年COO(最高執行責任者)を務めてきたシェリル・サンドバーグ氏の辞任を発表した。
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