LINEは、「LINEギフト」で登録した「ほしいものリスト」の情報9万9666人分が、友だち以外のユーザーのホーム画面に配信される不具合が、4月15日から5月31日にかけて発生していたと発表した。サービス改善のために配信システムを変更した際、データ間で不整合が生じたためという。
LINEギフトは、トークルーム内で、友人にギフトカードや商品券を送ることができるサービス。サービス内で扱っている商品を「ほしいものリスト」に登録すると、そのリストを友人限定で見せることができる。
不具合は、LINEアプリのホームタブで、友だち以外のユーザーにも、ほしいものリストが表示さていたというもの。
リストの持ち主のアイコン画像は未設定、名前は「Unknown user」として表示されていたが、同じグループやトークルームに所属していたなどの理由で、少なくとも73人分は、アイコン画像・名前(表示名)とも表示されたという。
また、通信内容を分析されると、LINEアプリ上のユーザー内部識別子も確認できる状態。アイコン未設定・Unknown userのほしいものリストでも、通信を分析すれば、誰のものか判定できた。
既に改修を済ませており、6月10日までに個人情報の不正利用などの2次被害の発生は確認していないという。
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