深夜ラジオ「オールナイトニッポン」の過去放送をサブスクで 2000年代以降の30番組でスタート

[本田亜友子，ITmedia]

　ニッポン放送は6月20日、過去に放送した番組のアーカイブを配信するサブスクリプション型サービス「オールナイトニッポンJAM」を始めた。ニッポン放送が収蔵するマスター音源の中から2000年以降に放送した番組を順次配信する。料金は30日間で500円。

「オールナイトニッポンJAM」

　当初のラインアップは、2000年代に放送した「くりぃむしちゅーのオールナイトニッポン」、2010年代の「ニューヨークのオールナイトニッポン0（ZERO）」、現在放送している「乃木坂46のオールナイトニッポン」など30番組で今後も追加していく考え。各番組を初回放送分から順次配信する（一部除く）。

　ニッポン放送は「放送当時の時代背景やオリジナリティを尊重し、できる限り放送当時のままで配信する」という。ただし権利処理などのために一部聞き取り難い部分や差し替えた部分もあるとしている。

　利用者は専用アプリ「オールナイトニッポンJAM」（iOS、Android）で「プレミアムプラン」に加入すると番組を聴取できる。このアプリではニッポン放送のポッドキャスト専門番組「オールナイトニッポンPODCAST」も聞ける（無料）。

20日から配信を始めた30番組

　オールナイトニッポンは1967年に放送を始めた深夜の長寿ラジオ番組。当初はニッポン放送のアナウンサーがDJを務めていたが、1970年代からタレントや芸人を起用するようになり、時代ごとに名物パーソナリティを生み出してきた。