NFT(エヌエフティー)は「Non-Fungible Token」(ノンファンジブルトークン)の略。日本語では「非代替性トークン」と呼ばれる。情報の改ざんに耐性があるブロックチェーン技術を活用した、世界に一つの暗号資産のこと。複製や改ざんは基本的にできない。ビットコインなどの暗号通貨は、同じものと交換できる(Fungible)が、NFTはできない。
近年では、NFTを応用した「NFTアート」が話題になることが増えている。NFTアートはNFT(暗号資産)とイラストや写真などのデジタルアートを結び付けたもの。日本でも、楽天グループやGMO、LINE、ミクシィ、博報堂、ヤフーなどがNFTアートの取引所を開設している。
他にも、テレビ朝日、パ・リーグ、Perfume、自由民主党、スクウェア・エニックス、集英社などがNFTコンテンツの投入を図っている。
市場が活発化する一方でトラブルも増加。自分の作品を使ったNFTアートが、第三者により無断で出品されているとの報告が散見されている。6月17日には漫画「キャプテン翼」の公式Twitterアカウントと作者の高橋陽一さんが「(同作の)違法なNFTアートが販売されている」として注意を呼び掛けた。
「キャプテン翼の違法NFTが売られている」 高橋陽一さんと公式アカウントが注意喚起
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約3億円で落札の世界初ツイートNFTが売り出されるも高値付かず(現在は約45万円)
「日本メタバース協会」の違和感 “当事者不在”の団体が生まれる背景Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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