ITmedia NEWS > STUDIO >

群馬県がメタバースのワールド作成で公募 委託費は運営込みで250万円 個人も対象

» 2022年06月24日 12時30分 公開
[山川晶之ITmedia]

 群馬県がメタバースのワールド作成者の公募を始めている。参加申し込みは7月15日、企画案などの書類提出期限は7月22日まで。法人だけでなく個人でも応募可能。ワールドは、同県内のデジタル若手人材育成拠点「tsukurun」のユーザーが作成したCG作品などを展示するという。委託費は250万円(消費税額・地方消費税額を含む)が上限だ。

 ワールドは、「VRChat」や「cluster」など、複数のプラットフォームに対応できるもので、さまざまな作品の展示ができること、ユーザー間で交流できる要素を含むこと、ワールドの拡張を想定した作りなどが条件に含まれる。

 ワールドは群馬県との調整の上、2022年12月までに作成。その後は、ワールドの保守・管理や、群馬県内の小中高生などから展示希望があった作品をワールド内に設置する、運営業務も担う。業務委託期間は、2023年3月31日まで。

 群馬県が求めるワールドの姿として「想像力を刺激し、作品が展示されることを誇りに思うようなワールドとなることを期待する。なお、作成したワールドは、今後、群馬県民(小中高生)がさらに拡張・発展させていき、将来的には、過去に作品を展示した人材や新たに作品を展示する人材等がワールド内で交流を図ることができる空間になることを想定」としている。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.