身に覚えのないモーメントが勝手に作られている──そんな報告が4月末以降、Twitterで徐々に増えている。タイトルは例えば「2022-06-24 16:00:00 +0000」といった、作成日時を示したとみられる機械的なもの。Twitter Japanにも問い合わせたが「そのような現象は確認できなかった」としており、仕様によるものではなさそうだ。
この現象に遭遇したユーザー数人にITmedia NEWSが取材したところ、勝手に作られたモーメントの中には、過去に投稿した画像付きツイートが1つだけ含まれるものと、含まれないものがあると分かった。作成日は2019〜20年のものが多くみられる。作られたモーメントの数は1アカウントにつき数件から数十件ほどのようだ。
画像付きツイートが含まれるモーメントの場合、画像付きツイートの投稿時間とモーメントのタイトルが一致する例が複数あることも分かった。投稿に使われたTwitterクライアントは、聞き取りした範囲では「Twitter for Android」や「Twitter for iPhone」などがあった。
Twitterのモーメント機能やGoogle検索などで“+0000”と検索すると、同様のモーメントが何件もヒットする。
同件についてTwitter Japanに、この現象を認知しているか、Twitterの仕様によるものなのか、バグやサイバー攻撃によるものなのかと尋ねた。回答は「社内で調査を行いましたが、その現象は確認できませんでした」とのこと。これ以上の回答は得られなかった。
身に覚えのないモーメントがなぜできたのかは不明だが、不正アクセスなどの攻撃の可能性も完全には否定できない。身に覚えのないモーメントあるユーザーは、ログイン状況の確認や連携サービスの権限を見直し、必要に応じて対応するのがいいかもしれない。
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