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サンフランシスコのプライドパレードに参加した話 GAFAはどのようにアピールしていたかシリコンバレーから見た風景(2/3 ページ)

» 2022年07月11日 10時18分 公開
[五島正浩ITmedia]

シリコンバレー企業の様子

 まずはMeta。社名がfacebookからMetaに変わってから初めてのパレードです。「Meta」と大きく書かれたレインボーカラーの扇子を手にしていたのが印象的です。コロナ禍で打撃を受けた観光業の支援でしょうか、今年はサンフランシスコ観光用の2階建てバスを使って、バスの2階から会場を盛り上げていました。

photo Metaの参加者。新社名Metaと書かれた大型の扇子が目立つ
photo Metaのパレードには2階建てバスも登場。2階は人でいっぱい

 そしてGoogle。Googleはいつものように大規模な集団で参加して圧倒的な存在感を出していました。数百人規模かと思って見ていたのですが、最後尾がなかなか来ないので、千人を超えていたかもしれません。Googleは社員数が増えていて、シリコンバレーでは新しいキャンパスの拡張工事が進んでいます。そんな成長を象徴しているかのように感じました。

photo Googleは今年も大集団。写真右端の先にも続いている

 Microsoftの本社はシアトルですが、サンフランシスコ・ベイエリアに本社があるLinkedInとGitHubと共に参加していました。最初はアレっ? と思ったのですが、よく考えてみるとLinkedInもGitHubも今ではMicrosoft傘下になっているので、Microsoftグループということだったんですね。

 巨大スピーカーが搭載されたピックアップトラックを引き連れ、まるでクラブかのように爆音の中ノリノリで踊っていました。こういうパワー溢れる会社から何か新しいものが生まれてくるかもしれません。

photo Microsoftグループ。IT系企業の中では一番ノリが良かった

 サンフランシスコで自動運転のロボタクシーのテストを行っているWaymoも参加していました。もちろんサンフランシスコではお馴染みとなったジャガーのセルフドライビングカーと共に登場です。

 WaymoとCruiseはこのプライドパレードの企業パートナーとして名前が出ていました。積極的にサンフランシスコのコミュニティに参加しようとしているのが伺えます。数年前はライドシェアサービスのUberやLyftが目立っていた記憶がありますが、今年は見かけませんでした。UberやLyftに代わって自動運転のWaymoやCruiseの存在感が出てくるところに時代の変化を感じます。

photo Waymoのセルフドライビングカーもパレード。自動運転モードでは無い模様

 自動車関連で言えばTeslaも。レインボーカラーのModel Xと共にパレードしていました。ファルコンウイングの扉を全開にしているので、注目度抜群です。以前は電動トラックのSemiをはじめTeslaの車両を複数台投入していたらしいので、今年は規模を縮小していたのかもしれません。テキサスに本社を移転したことが影響しているのでしょうか。

photo Teslaはド派手なModel Xと共に登場

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