イスラエルのセキュリティ企業、チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズは7月11日、米Amazon.comが12日(日本時間)に始める毎年恒例の会員向けセール「プライムデー」に便乗したフィッシング詐欺に注意喚起した。Amazonをかたるフィッシングはすでに増加傾向にあり、1日当たりの平均数は7月第1週時点で6月に比べ37%増えているという。
中にはAmazonが日本向けに提供しているサービス(Amazon.co.jp)のユーザーを標的にしたメールもあった。「Amazon」という言葉に関連するドメインが、6月中に約1900件増えたことも確認。このうち約9.5%は、実際にフィッシングなどの危険があるドメインだったとしている。
同社によれば、プライムデーの前後は毎年フィッシング詐欺が増えるという。2021年6月の開催時には、フィッシングメールが21年5月比で86%、偽サイトへ誘導するURLは同16%増加。22年も同様の傾向になる可能性があるとして、不自然なメールなどを受け取った場合はリンクをクリックせず、企業であればITやセキュリティのチームに報告した後、削除するよう呼び掛けている。
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