この記事は新野淳一氏のブログ「Publickey」に掲載された「AWSの主要サービスをローカルでエミュレート、「LocalStack」が1.0に到達」(2022年7月25日掲載)を、ITmedia NEWS編集部で一部編集し、転載したものです。
AWSの主要なサービスのAPIをローカルマシン上でエミュレートする機能を提供する「LocalStack」がバージョン1.0に到達、正式リリースとなりました。
LocalStackを利用することで実際のAWSにアクセスすることなくローカルの環境で開発やテストを行えるようになるため、迅速な開発サイクルの実現やAWSの利用コスト削減などが期待できます。
LocalStackはオープンソースですが、無料で使える「Community」版では基本的なAPI群が利用可能、月額28ドルからの有償となる「Pro」版では全てのAPIが利用可能。さらに上位の「Team」版と「Enterprise」版も用意されています。
LocalStackでエミュレートできるAWSのサービスは、「Amazon S3」「SQS」「SNS」「DynamoDB」「Route53」「AWS Lambda」などをはじめとする80以上の主要なサービスです。
「AWS Command Line Interface」(AWS CLI)、「AWS Cloud Development Kit」(AWS CDK)や「Serverless Framework」「Spring Cloud Function」「Terraform」「Pulumi」などのフレームワークとも統合して利用可能。
今後のLocalStackは、LocalStackの機能を拡張するための開発者用ツールの改善、IAMのサポート強化、AWS以外のクラウドのサポートなどの機能強化を進めていくと説明されています。
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