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Apple Watchで九死に一生を得た? デジタル防災に欠かせないスマートウォッチのヘルスケア機能デジタル防災を始めよう(2/3 ページ)

» 2022年07月28日 09時55分 公開
[戸津弘貴ITmedia]

医者に行ってきた

 家族からも、SNSでつながっている友人たちからも、念のために検査を受けた方が良いと薦められたので、循環器内科に予約をとって検査に行くことにした。

 折しも「Apple Watchで心房細動のアラートが出て検査に行ったら心房細動の兆候があった」というツイートがバズっていたタイミングだったというのもある。

 ヘルスケアアプリから、「医師に渡すためにPDFを書き出す」で、検知された際の心電図を書き出し、印刷して持参したこともあり、すぐに検査となった。

photo 提出した心電図

 検査時には、心房細動っぽい挙動も見られたが、検査の数値やデータ自体に心房細動を表すものは検出されなかったために、しばらくは様子を見るということで今回は終了となった。

 診察結果を聞く際に、心電図のプリントアウトのコピーを取らせてもらって良いかと聞かれたので「そのまま差し上げます」と渡したついでに「Apple Watchの検知結果はどれくらい信頼できるのか?」と尋ねたところ、「Apple Watchの通知があったら検査を受ける判断の目安にしても良いくらい」だと回答が得られた。

注:Apple Watchは日本において医療機器の認証を受けていないので、計測結果を根拠に診断することができない。

 今回は特に何事もなかったが、心房細動は、脳梗塞を引き起こすなど重症化や後遺症リスクも高まるので、Apple Watchを着用することで(早期診断など)リスクを軽減できるのは安心につながると感じた。

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