通常のエアコンは、JIS規格(冷房過負荷試験条件)で外気温43度までの動作が保証されています。このため通常の使用なら問題ないのですが、気をつけなければならないのが室外機です。
家電量販チェーン、ノジマのWebサイトでは、エアコンの室外機はコンクリート造りのベランダやアスファルトの道に面した場所など「熱の溜まりやすい環境」に置かれていることが多いと指摘。さらに周囲に物があって風通しが悪くなると温度が上がり過ぎて「冷えが悪くなる」などの症状が出るとしています。
室外機はできるだけ日陰に設置し、周囲に物は置かないようにします。空調メーカーのダイキン工業は高温の環境は「熱を捨てる効率が低下し、電気を余分に使ってしまう場合があります」と説明。特に吹き出し口をふさいだり、空気の通りが悪い状態になっていると「放出した熱風を(室外機が)再び吸い込んでしまい、冷却効率が著しく低下します」としています。
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