米Googleは8月18日(現地時間)、英語でのグローバルな検索で実施する「helpful content update」(役立つコンテンツ更新)の概要を説明した。いわゆる「クリックベイト」を排除し、検索結果に「人間が人間のために書いた、より独創的で役立つコンテンツが表示されるようにする」ための取り組みの一環だ。向こう数週間中に展開する。
まず、「読者に情報を提供するのではなく、クリックを獲得することを目的としたように見えるコンテンツ」や「オリジナルではない低品質のコンテンツ」が上位に表示されないようにする。特に、オンライン教育資料、エンターテインメント、ショッピング、テクノロジー関連のコンテンツで効果が見られるようになるとしている。
例えば、新作映画について検索した場合、従来は「他のサイトに掲載されたレビューを寄せ集めた記事が表示されたかもしれない」が、この更新により「独自の信頼できる情報を含むより多くの結果が表示される」という。
次に、既に取り組んでいる製品レビューの表示改善に、さらなる改善を展開する。「今後数週間以内に、高品質で独自のレビューをさらに簡単に見つけられるようにする」という。
Googleはコンテンツクリエイターに対し、この更新でコンテンツを上位に表示させるためには、「検索エンジンのためではなく、人々のためのコンテンツを作成」するよう促した。
この更新はまずはグローバルな英語による検索に影響を与えるが、将来的には他の言語にも拡大する予定としている。
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