「なぜキツツキは頭が痛くならないのか」「おならの臭いを消すパンツとは」──これまでにイグ・ノーベル賞を受賞したユニークな研究の数々を紹介する「イグ・ノーベル賞の世界展」が大阪の「心斎橋PARCO」で10月1日に始まる。チケットは前売り券が一般1300円、当日券は1500円。
イグ・ノーベル賞を企画・運営する米国の科学雑誌「Improbable Research」のマーク・エイブラハムズ編集長が協力する世界で唯一の公式展覧会。60におよぶ受賞研究の紹介、研究の中身を体験できるコーナーなどがあり「まず笑って、そして考える」内容になっているという。
会期は10月1日から11月13日まで。10月22日と29日には、2016年に「股のぞき」の研究でイグ・ノーベル賞知覚賞を受賞した立命館大学の東山篤規名誉教授による「不思議体験ショー」も開催する。
イグ・ノーベル賞は一風変わった「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究」を讃え、人々の科学や技術への関心を高めることを目的に1991年に創設された。2022年は千葉工業大学創造工学部デザイン科学科の松崎元(げん)教授らの研究チームが円柱形つまみの回転操作における指の使用状況についての研究で「工業賞」を受賞している。
マーク・エイブラハムズさんは日本人がイグ・ノーベル賞を多く受賞している背景には日本の伝統があると指摘。「(日本人は)この風変わりな地球と向かい合い融和する類まれな心根を持っているから」と分析している。
イグ・ノーベル賞に千葉工大“つまみ操作”の研究 日本人の受賞は16年連続
イグ・ノーベル賞、日本人が15年連続受賞 “歩きスマホ”巡る研究で
「メスがペニス持つ昆虫」日本人らの研究にイグ・ノーベル賞
「股のぞき」で立命館大・東山教授らがイグノーベル賞
「犬の毛を踏むと、2倍滑りやすい」 脱臼や骨折の恐れも 北里大など実験Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR