この記事は新野淳一氏のブログ「Publickey」に掲載された「オープンソースのプラネタリウムソフト「Stellarium」が20年を超える開発期間を経てバージョン1.0に到達」(2022年10月4日掲載)を、ITmedia NEWS編集部で一部編集し、転載したものです。
オープンソースのプラネタリウムソフト「Stellarium」が、20年以上の開発期間を経てついにバージョン1.0に到達したことが発表されました。
開発チームはバージョン1.0到達に当たり、ブログで「After more than 20 years of development the program is finally accurate enough for historical application.」(20年以上の開発を経たこのプログラムは、ついに歴史的アプリケーションにふさわしい十分な正確さを得た)とコメントしています。
Stellariumは月や惑星だけでなく、デフォルトで60万以上、追加で1億7700万以上の恒星の情報や、デフォルトで8万以上、追加で1000万以上の星雲星団の情報を備えています。
ほとんどの操作はマウスで行えるため、いろんな方角の星空を眺めながらあちこちをクリックして情報を見ているだけでも楽しめます。
天体の表示や操作画面は日本語にも対応しており、40以上の文化に対応した星座の表示やイラスト、メシエカタログ(星雲・星団・銀河のリスト)にあるすべての星雲の画像、本物のような天の川などを見ることができます。
星の瞬き、流星や彗星の尾、食(蝕)のシミュレーションなど豊富な視覚効果も備えています。
画面上の天体をクリックすると、より詳細な表示を見ることもできます。
もちろん任意の場所と時刻を指定した星空の表示も可能。
対応するOSはLinux、macOS 10.15以上(x86_64)もしくはmacOS 11.0以上(ユニバーサル)、Windows 7以上(32ビット)、WIndows 10以上(64ビット)。Webブラウザ版もあるため、インストールしなくても楽しめます。
秋の夜長、星空を眺めるときのお供にいかがでしょうか。
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