米Wall Street Journalが10月24から26日(現地時間)まで開催している「WSJ Tech Live 2022」にて、米AppleのCraig Federighi氏(ソフトウェアエンジニアリング担当SVP)、Greg Joswiak氏(ワールドワイドマーケティング担当SVP)が出演。その中で、EUの“USB-C統一法案”について「順守しなければならない」と発言する場面があった。
イベントでは、LightningコネクタとUSB Type-Cコネクタが印刷されたパネルを前に、WSJのJoanna Stern氏がEUのUSB Type-Cに関する法案を紹介。2024年には、携帯電話、タブレット、ヘッドフォンなどあらゆる電子機器でUSB Type-Cポートが必須になると説明した。
Stern氏から「法案の対象にAppleも含まれると思いますが、USB-Cに移行しますか?」と聞かれたJoswiak氏は「当然ながら順守しなければならないでしょう、我々には選択の余地がありません」と発言。一方で、ケーブルの互換性がなくなることで何十億という廃棄物が生まれてしまう点にも懸念を示した。
Stern氏は、iPhoneにUSB-Cを搭載するのはいつかと追及すると、Joswiak氏は「ヨーロッパの顧客のためにタイミングを決めているのはヨーロッパ人です。2024年秋までに全ての携帯電話やタブレットがUSB-Cを採用しなければならないと法律で決められています」と説明。USB-C搭載の時期をにおわせた。
ただ、Joswiak氏は、AppleがEU圏外で販売しているスマートフォンにもUSB-Cを搭載するかどうかについては回答していない。
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