仮想通貨取引所最大手のBinanceは、当初進めるとしていた同業大手取引所のFTXの買収を取り止める。公式Twitterで発表した。財務状況調査(デューデリジェンス)の結果、また顧客資金の誤処理、米国当局の捜査疑惑などを、取り止めの理由としている。
「私たちはFTXの顧客に流動性を提供できるようサポートすることを望んでいたが、問題は私たちの管理支援能力を超えている」とBinance。Binanceのチャンポン・ジャオCEO(通称CZ)は、Twitterで社員向けに送ったメモも公開した。
国内では、FTX子会社のFTX Japanが、仮想通貨の出庫および法定通貨の出金サービスを停止している。
BinanceとFTXはそれぞれ世界トップクラスの仮想通貨取引所。両社の対立の結果発生したFTXの流動性懸念から、Binanceが救済的な買収を検討していた(記事参照)。
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