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noteの執筆サポートAIを使ってみた……日本語が怪しいかも? “上手な質問”がクオリティーアップのカギ(3/3 ページ)

» 2023年02月17日 12時45分 公開
[谷井将人ITmedia]
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タイトル生成は比較的良好 このAI……noteをあまり知らない?

 タイトルも当然重要だ。このセンスがないと記事の内容が良くてもそもそも読まれない。試しにAIアシスタント(β)記事のタイトルを生成してもらった。その結果がこちら。

  • note のAIがサポート!自動で記事を生成!
  • 驚き! note が AI サポートで「講義が不要!」
  • IT を愛する人必見! note が AI 化され究極!
  • 人口を驚かす!記事を一撃で制作! note AI が変える元の遊び方
  • 新時代に便利な AI 機能! note がうならせる!

 ……? やはり日本語がちょっと怪しい。何度か試してみて感じたのだが、このAIはもしかしたら「note」が何なのかいまいち知らない疑惑がある。

 少し指示方法を変えよう。こんな要望ならどうだろうか。内容はフィクションだ。

 「KaKooNo株式会社が人間と自然にコミュニケーションできるAIを開発した。一番面白いのは、AIが自発的にユーザーに話しかける点」

 ニュースの概要に、注目ポイントを付けてみた。記事のタイトルには一番の見どころを使うことが多いため、この指示がクオリティーアップに直結するはずだ。そしてAIが提案してきたタイトルがこちら。

  • KaKooNoがつくる、ユーザーに話しかけるAI
  • 自然とコミュニケーションできる AIが登場!
  • これは新しい、人間と自然のバランス
  • KaKooNo AIでAIの次なる進化
  • AIがあなたの周りをサポート!

 かなりまともになった。1個目のタイトルに手を入れれば使えそうだ。実際は、上記の指示文が書けるならおそらくタイトルもかけるだろうが。


 noteのAIアシスタント(β)は現状、日本語が結構怪しい。とはいえ、使い方次第で出力のクオリティーも大きく変わることも分かった。AIの性能は簡単に判断できない。うまくいかない場合は使い方が悪い可能性も十分にある。

 しかし、記事のアイデアが広がるのは確かだ。「AIの記事が書きたいなぁ」程度のふんわりとしたアイデアしかないときには特に役立つ。AIを左右するのはAIファーストの使い方を発明する人間のアイデアだ。

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