米Google Cloudは3月14日(現地時間)、AIに関連する企業支援プログラムの強化を発表した。スタートアップ支援プログラム「Google for Startups Cloud Program」の内容を充実させる他、新しいプログラムも立ち上げる。パートナーシップを結んだ企業の拡充も発表した。
Google for Startups Cloud Programでは、AIスタートアップ限定で支援を拡充する。資金調達の段階がシードからシリーズAのAIスタートアップを対象に支援を強化。例えばプログラム参加してから1年間、Google Cloudのサービス料金を最大25万ドル割り引く。2年目は料金の2割を割り引くという。同プログラムでは通常、Google Cloudのサービス料金を、1年で最大10万ドル(最長2年まで)割り引くといった支援を提供している。
新プログラム「Built with Google Cloud AI」も立ち上げた。支援の対象は、Google CloudのAI機能を活用しており、同社インフラでの動作に最適化されたas a Serviceを提供する企業。当てはまる企業に、マーケティングやトレーニング、製品設計の支援を提供する。ノーコードプラットフォームを提供する米Faradayなど5社がすでに参加しているという。
さらに、AI・データ分析に関する技術を持つ企業と、プログラムによらないパートナーシップを締結・拡大したことも発表した。データ分析プラットフォームを提供する米Aibleなど6社と連携。「Google Cloud上で生成系AIモデルを構築する開発者の需要に応える」という。
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