米Microsoft傘下のGitHubは3月22日(現地時間)、包括的な次世代copilotビジョン「Copilot X」を発表した。このビジョンの下、昨年6月に発表した「GitHub Copilot」に米OpenAIのLLM「GPT-4」を統合し、チャットや音声インターフェースを提供し、プルリクエストをサポートし、ドキュメントに関する質問にも答えるようグレードアップする。新たな機能を使うには、公式サイトからテクニカルプレビューのウェイティングリストに登録する必要がある。
新機能「GitHub Copilot Chat」は、Microsoftが提供する新しいBingに似たUIで、口頭で自然言語でのプロンプトを入力できる。まずはVisual StudioとVS Codeで利用できるようになり、他のIDEでもサポートしていく計画。
例えばエディターで気になるコードの部分を強調表示し、Copilotにチャットで質問すると、説明してくれる。必要であればデバッグを命じることもできる。
「Copilot for Pull Requests」はGPT-4を採用しており、GitHubアプリでプルリクエストの説明にCopilotが自動生成したタグを入力する。開発者はこの提案を確認し、変更できる。開発者がプルリクエストに対して十分なテストを行わないと、Copilotが警告する。
「GitHub Copilot for Docs」は、チャットUIでドキュメントに関する質問をし、Copoilotがドキュメントを作成する。まずはReact、Azure Docs、MDNで利用できるようになる。
GitHub Copilotは既に100万人以上の開発者が利用している。GitHubによると、コーディングを最大55%高速化するのに役立っているという。
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