EOS Kiss Digitalから「Digital」の文字が消えた2008年はパナソニックが世界初のミラーレス一眼「LUMIX G1」を発売した年でもあった。
その後、2009年にオリンパスが「PEN」を、2010年にはソニーが「NEX-3/5」と立て続けにミラーレス一眼を投入。
デジタル一眼レフで大きな市場を持っていたキヤノンのミラーレス一眼への参入は少し遅れた2012年の「EOS M」だった。
2012年は「EOS Kiss X6i」が発売された年。まだまだ一眼レフが主流で、ミラーレス一眼はまだコンパクトデジカメと一眼レフの間を埋める存在と思われており、EOS Mもファインダーを持たない背面モニターのみのカメラだった。
そんなEOS MもEVF搭載の「EOS M5」が登場し、その3年後となる2018年、とうとう「EOS Kiss M」が誕生したのである。
初代EOS Kissから25年、初代EOS Kiss Digitalから15年目のことだった。
このEOS Kiss Mが実に良かった。ボディはきゅっと小さい割にグリップはしっかりしていて、ホワイトモデルは特にキュートだったのである。
ちなみに、EOS Kiss Mの北米での名称はなんだったか。
それまでEOS Kissは北米では「EOS Rebel」という名が付けられていたが、ミラーレス一眼になってそれもなくなったのである。
さて、EOS Kiss Mと同じ2018年、EOS MシリーズのEF-Mマウントとまったく互換性がない新しい「RFマウント」を採用したEOS Rも誕生したのである。
EOS Rはフルサイズセンサー機、EOS MはAPS-Cサイズセンサー機という違いはあったが、同じミラーレス一眼でMマウントとRFマウントの2つが存在し得るのか。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR