米Googleは3月31日(現地時間)、Android向けに提供しているファイル共有機能「Nearby Share」(ニアバイシェア)のWindows向けβ版を公開した。写真や動画、各種ドキュメントなどのファイルをワイヤレスで直接相互に転送できる機能で、米Appleの「AirDrop」とコンセプトは同じだ。
Nearby Shareは、NFCを使った近接通信技術「Android Beam」の後継機能で、2020年8月に登場。Android 6以上であれば利用でき、Androidスマホ同士、あるいはChromebookとAndroidスマートフォンとでファイルを共有することができる。AppleのAirDropと機能の互換性はない。
対象となるのは、Windows 10以降を搭載したPCと、Android 6以降のスマートフォン。PCにβ版アプリをインストールし、Androidデバイスに共有するPCが表示されることを確認したのち、共有を開始するだけで利用可能。
共有範囲は「全員」「連絡先のみ」「自分のデバイスのみ」「なし」と任意に設定できる他、全ての転送はE2E暗号化によって保護されているという。BluetoothとWi-Fiを使って直接データを送るため、モバイル通信のデータ容量を使うことなくPCとファイルの送り合いが可能だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR