オーディオテクニカは5月2日、ワイヤレスヘッドフォンやマイクなど71製品の価格改定を発表した。値上げ幅は2%から63%で、16日から新価格を適用する。
値上げ対象はワイヤレスヘッドフォン、イヤフォン、カートリッジなど71製品。モニターヘッドフォンなどの業務用の製品も含まれる。
中でも値上げ幅が大きくなったのはアナログレコード再生に必要なカートリッジ用の交換針だ。例えばVM型カートリッジ用の交換針「ATN95E」は、これまで実売4000円前後で販売していたが、今後は6000円前後になる見通し(オープン価格)。なおATN95Eに適合するカートリッジ「AT95E」は既に生産を完了している。
値上げの理由について同社は「原材料の高騰と物流コストが大幅に上昇する中、製品価格の維持に努めてきたが、現在の価格を維持することは困難な状況になった」と説明。「中でも交換針はもともとギリギリ(薄利)でやっていたこともあり、値上げ幅が大きくなった」という。同社は1962年の創業時からアナログカートリッジを手がけてきた。
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