富士通ゼネラルは5月12日、首に装着して頸動脈を流れる血液を冷やすウェアラブルデバイス「コモドギア アイスリー」を発表した。価格は6万円(税別)。レンタルは月額1万円。
空調機器メーカーの富士通ゼネラルが2020年から展開している“身に着けるエアコン”の新製品。これまでは炎天下の作業、高温の工場で働く人などに向けてレンタルで提供してきたが、新製品を機に売り切りも始める。
新製品は、本体の設計や部品を見直し、外気温よりマイナス約20℃の冷却性能を実現した。また35℃以上の猛暑日が増えていることから、これまで35℃までだった使用温度を40℃まで引き上げた。
電力消費を抑える「エコモード」も新たに搭載。従来機は最長3時間だった駆動時間を約5時間まで延ばした。
コモドギアは、サーモモジュール(ペルチェ素子)を搭載したバンドとラジエーターを持つ本体で構成するウェアラブルデバイス。首に装着したバンドで頸動脈を流れる血液を冷やし熱中症などを予防する。熱は冷却水を介して本体に送り、ラジエーターから外部へ放出する仕組みだ。
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