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ゼルダ続編、10時間プレイしたマンガ家が軽く絶望した理由 「やっぱ半端ねぇ……」サダタローのゆるっとマンガ劇場(1/6 ページ)

» 2023年05月14日 12時15分 公開
[サダタローITmedia]

 Nintendo Switchの期待の新作「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」が5月12日に発売されました。海外のゲームレビューサイトでも満点が続出とさっそく高評価の本作ですが、ボクも発売日の午前0時にダウンロード版を購入しました。10時間ほどプレイした感想を語ってみたいと思います。

「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」 © Nintendo

 始めて2時間くらいまでは正直大きな感動はありませんでした。むしろ見た目から操作感まで前作とほとんど変わっていないことに対して残念な気持ちがあったくらいです。

 もちろん前作も名作なので十分楽しいのですが、祠(ほこら)探しやコログ探しなどプレイの目的まで前作のままだったので、これなら前作の追加コンテンツとして発売しても良かったんじゃないか? などと思っていたのです。

 しかし、それは大きな間違いでした。

 主人公のリンクが新たな能力を覚えていくと状況は一変します。フィールド上の資材を自由に組み合わせ、いかだや車など様々なものをクラフトできる「ウルトラハンド」や、武器に別の素材を合わせることで強化できる「スクラビルド」のおかげで、謎解きや戦闘に前作以上の奥深さが生まれました。

 さらには物体の動きを逆再生する「モドレコ」や天井をすり抜けてその上に移動する「トーレルーフ」が使えるようになると、フィールドの上下方向への移動の自由度が上がり、探索範囲は一気に広がります。そしてマップ上空には「空島」という新たなフィールドも広がっています。

 その世界の広がり方に、原稿のしめ切りを抱えながらプレイしていたボクは「どれだけ探索すればいいんだよ……」と軽く絶望してしまいました。ゲーマー歴40年、こんな感覚に陥ったゲームは今までありません。

 前作「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」から6年。その面白さをベースにしながら、しっかりと新しい魅力を詰め込んできた今作。クリアするころには一体どのような気持ちになっているのでしょうか。またご報告できればと思います。

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