米X(元Twitter社)が提供するTwitter APIの有料機能の一部が突如使えなくなり、公式ドキュメントからも記述がなくなっていることが分かった。問題の機能は「フォロワー取得」と「フォロー取得」。この件について、Twitterからの事前告知などは確認できておらず、この件について日本時間6月28日午後5時現在、Xは何も発表していない。
同機能はTwitter APIの有料プラン「Basic」(月額100ドル)、「Pro」(月額5000ドル)で提供していたもの。機能提供の終了によって、フォロー状況やフォロワーの情報を取得するサービスなどは利用できない状態になっている。
このAPI機能が使えないことを巡っては、6月27日午前2時ごろからTwitter APIの不具合を訴えるユーザーが相次いで見られていた。Xが運営しているTwitter開発者向けコミュニティーでも同件を訴えるユーザーが複数いたが、当初はバグだと思われていたようだ。しかし、その後突如機能が消されたことを受け、スレッドを立てたユーザーは「一体どこの惑星で、こんな風に人を扱うのを許しているだろうか?」と同社を批判している。
Xは1月にもサードパーティー製アプリの締め出しを事前告知なしに突如実施していた。今回も同様に事前通知などが一切なかったことから「現在のTwitterは開発者がTwitterの情報を使ってサービスを開発することを快く思っていない」などの声も挙がっている。
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